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コチラの内容は15年9月に『月刊プースカフェ』誌面にて掲載された内容です。
働き続けながら妊娠・出産・育児をすることに多くの女性が困難をかかえています。
出産後も仕事を続けることをのぞむ人が増える一方、第1子出産後に約7割の女性が離職を余儀なくされています。
長野県も同様に、そんな問題を抱える中、より分かりやすく現状を知り対策や対応を考えてゆきましょうといった企画です。
子育て世代の女性における
就労状況・女性の再就職を妨ける壁
私たちの住む長野県での就労状況は?
長野県の調査で、子育て期にある女性で、今後も働く気がないという方は、たったの6%です。子育ての ために働いていないママさんの94%が『働きたい!』という気持ちを持っているということが分かっています。
しかし、平成24年の 長野県における女性の年齢階層別労働力率を見ると、実際には働けていない方が20%~30%はいるので、働きたいていない方、働く気はあるけど具体的に動けていない方がたくさんいるということがデーターからも分かります。
こうした状況を受け、県・行政においても育児等を理由に離職した後の再就職に関して近年、積極的な取り組みを行っています。
私どもも現在、長野県からママ専門に 就業の支援をする事業を受託し、全県で支援を展開しています。
将来的には働きたい、又は、来年の何月頃から働きたいという方 に、今からできる準備や不安の相談にのっています。
具体的にどんな相談が多い?
『事務職』希望の勤務時間に合う求人が見つからないという相談が一番多いです。
事務職+パートタイムといった働きやすい仕事は競争率が高いのであっという間に決まってしまうのが現実です。
簡単なアドバイスはありますか?
時短で働けるなど、柔軟な働き方ので きる企業が年々増加しています。パートというカテゴリ ーで探すだけでなく、短時間正社員勤務など新しい時短での採用も普及してきており、アンテナを広げておくことが大切です。
また事務以外の職種に目を向けるとグッと幅は広がりますね。自分の 今までの経験や得意分野は、 少し違った形でも活かせるといった、 自分自身の 柔軟性も大事かと思います。次回は、もう少し掘り下げて、過去の事例などを含めてお話をしたいと思います。
職業:会社経営
イーキュア株式会社 代表取締役 登内 和則
長野県専門の就職・転職支援会社2004年創業より現在まで7干人以上の就職・転職・再就職支援を行っている。
『民間の支援会社の場合、企業側に主軸 を置きがちになりますが、あくまでも人を優先するというスタンスを守り抜いており ます。日々、新たな人との出会いが生まれ、人と企業の架け橋として日々支援を進めております。』
イーキュア株式会社
https://e-cure.jp
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