職業:フリーランスライター
長野県長野市出身。
大学在学中に、アルバイトで『週刊平凡』のライターを経験。その後、サントリー主宰の雑誌『バッカス』編集部を経てフリーに。『家庭画報』(世界文化社)、『H2O』(NHK出版)などの多くの女性誌に関わり、30代後半で雑誌『クロワッサン』の特約ライターとなる。『クロワッサンpremium』『Hanako』『クリーク』『ガリバー』など他のマガジンハウスの雑誌やムック本(書籍型雑誌)を手がける。
学生時代からの夢であった「将来は故郷の長野で培った技術を活かしたい」の思いから、昨年末、Uターン。「クロワッサン化粧塾」など、美容の記事を多く担当したことから、「健康長寿と共に“美容長寿”も実現してこそ、女性は輝く」を実感。
長寿時代の女性の美容と健康を応援する活動をライフワークにしたいと精力的に活動中!
「美容長寿を考える会・ポーレポーレ」主宰
2017/09/26
「今の頭脳に20代の肉体が欲しい」。
昔、担当編集者の男性と交わした笑い話です。私は40代前半、編集者は5歳ほど年上だったでしょうか。若返りたい。でも、得てきた知恵や経験は手放したくない。なんとも都合のよい話ですが、つまりはそれだけお互いに年齢を感じ始めた時期なのでしょう。
特に女性にとって、年齢による容姿の変化は人生の大問題です。
ふと見たショーウインドーや電車の窓に映った自分の姿、何気なく撮った写真の冴えなさに、落ち込んだり、自信をなくしたり。こんな経験は誰にでもあるものです。
私は、40歳くらいで撮ったパスポート写真で撃沈。思えばそれが、美容に前向きになったきっかけのような気がします。
そんな時、担当ライターになったのが、雑誌クロワッサンの企画「クロワッサン化粧塾」。読者30人ほどを招き、『佐伯ちづ』さん、『かつきれいこ』さんら有名美容家や人気のヘア&メイクアーティストなどを講師に、スキンケアやメイクを学ぶイベントです。
そこで私は、女性がきれいになることの本当の意味を、まざまざと思い知らされました。
「化粧塾」の会場に、ほとんどの方は気後れした表情で訪れます。
ところが帰りは別人。弾けるような笑顔できれいオーラがバンバン出て元気いっぱい。メイクのせい? いいえ、それ以上に、「自分もできる、変われる」という喜びや自信が、内側から溢れ出る美しさとなって彼女達を輝かせたのだと感じます。
きれいは、女性の心を元気にします。すると、体だって元気になります。「元気があれば、何でもできる‼」。アントニオ猪木さんの言う通り。だから、何歳になっても「もういいや」なんて思わないで。いつからでも“自分のきれい”は見つけられます。
きれいは女性の一生のチャレンジ。うんとがんばったり、挫けたり。その繰り返しかもしれません。それでもきれいは諦めたくない。そんな女性の背中を少しでも押せるコラムになれば、と思っています。