前回の掲載は、最後のまとめとして県内でも近年では、①柔軟な働き方の出来る企業も増えてきている。②自分の得意分野や経験したスキルは、少し違った形でも活かせる。
といった事を書かせて頂きました。今回は、私の経験した転職相談の事例を少し掘り下げて紹介します。
牧野明子さんの場合 (仮名・当時29歳)
牧野さんの経歴は・・・東京の広告代理店で6年間、営業をサポートする『事務』を経験され長野県ヘふたたびUターン。
Uターン転職での相談時、事務職での転職希望をされていましたが・・・彼女と話す中で実務で培ったスキルとキャリアを活かせる職種も検討することで選択肢が広がると感じました。
そこで、牧野さんが能力を発揮でき、女性活躍を推進している企業を候補に上げ,希望業種の事務職ではなく「営業職はどうだろうか?」と,ご提案しました。
本人は完全に営業という職種に、少し迷いはあったようですが、一念発起!営業職へのチャレンジを決め転職。
入社後は、持ち前の粘り強さで着実に実績を作り活躍することができたそうです。
3年がたった現在は…
営業で業界、商品、現場を深く理解し、組織全体を管理する部署への異動となり、経営企画・マーケティング担当といった会社の中軸となるポジションでバリバリと活躍されています。
前職で身につけた知識と経験、そして営業職での幅広い経験がフルに活かされている方だと思います。
今回のまとめ
実は、組織の中で仕事をしていると自分自身がどれだけのスキルやキャリアを積めているのかが把握することが難しくなりがちです。
特に転職時など、自分自身を低めに評価してしまう傾向があり、狭い視野で転職を考えている 方が多いと感じられます。
逆に過大評価というのは非常にきびしいのですが(笑)…
正確な現状把握が成功への近道ではないでしょうか 。
多くの業界や職種を把握している方にたくさん話を聞き、第三者の視点を活用することも大きな転機や良い巡り合わせになるケースがあるという事です。